ねこの多頭飼い【2日目】ねこを見たことがないねこ
ベルちゃんが静岡のブリーダーさんの元から我が家にやってきたのは昨日のこと。
まだまだ小さく、環境に対する適応も始まったばかりです。
初日は、知らない場所に緊張している様子で、ケージのすみっこにじっとしていました。
そんなベルちゃんを心配しながらも、私は少し距離を置いて見守ることにしました。
今日のシェリー
一方で、我が家の先住ねこシェリーは、ベルちゃんの存在にあまり気を留めることもなく、いつものようにのんびり過ごしていました。
シェリーは、今日もマイペースに陽だまりを見つけてはそこで日向ぼっこを楽しんでいました。
そんなシェリーのリラックスした姿を見ると、私も少しホッとします。
新入りのベルちゃんも、シェリーのようにリラックスできる日がすぐに来るといいな、と願っていました。
今日のベルちゃん
ベルちゃんが我が家に来てから迎えた2日目。
朝になっても、ベルちゃんはケージのすみっこに体を丸めたままでした。
ほとんど動くこともなく、じっとしている様子はまるで周囲の気配を完全にシャットアウトしているかのよう。
彼女のペースを大事にし、無理に構うことはせず、彼女が動き出すのをじっくり待つことにしました。
そんなベルちゃんが動き始めたのは、夕方6時頃でした。
朝からほとんど身動きもしなかった彼女が、突然、毛繕いを始めたのです。
その後、間を置かずにベルちゃんはケージ内のフードボウルに向かい、静かに食事を始めました。
朝から何も食べていなかったので、しっかり食べてくれることに安堵しました。
食事を終えると、ベルちゃんの動きが少し活発になったように見えました。
そこで、思い切ってケージの扉を開けてみることにしました。
扉を開け放つと、ベルちゃんは一瞬ためらったものの、すぐにケージの外へと足を踏み出しました。
小さな体でぽこぽこと歩きながら、探索する姿はとても愛らしかったのですが、ティッシュを噛み散らかすワイルドな一面も見せてくれました。
ねこじゃらしを出してみるといい感じにじゃれてくれました。
やがて、ひと通り部屋の中を散策し終えると、ベルちゃんは再び自分のケージへと戻っていきました。
私もそっとケージの扉を閉め、その日のベルちゃんの冒険はこれでおしまい。
シェリーも、ベルちゃんの探索中は相変わらずのんびりとリビングで横になっていて、我が家はいつも通りの平和な空気に包まれていました。
これからの二匹の関係性がどのように変化していくのか楽しみです。