ねこの多頭飼い【お迎え初日】ねこを見たことがないねこ
我が家のねこ、シェリーには、これまで一度もねこの相棒がいませんでした。
シェリーが子ねこの頃から一緒に暮らしてきましたが、彼女のストレスを避けるため、多頭飼いは避けてきたのです。
しかし、ねこ好きの私としては、やっぱりいつかもう一匹迎えたいという気持ちがずっと心の中にありました。
そんな憧れの気持ちを抑えることができず、とうとう新しいねこを迎え入れることを決断しました。
そこで、「みんなの子猫ブリーダー」というサイトを利用して、理想の子ねこを探すことに。
静岡にいるラグドールのブリーダーさんとご縁があり、可愛い女の子の子ねこに出会いました。
この子ねこはベルちゃんと名付けました。
猫の博物館へ寄り道
ブリーダーさんの家が静岡にあったため、せっかくの機会に「猫の博物館」に寄り道することに。
ここは、ねこ好きなら一度は訪れてみたい人気スポットです。
たくさんのネコ科動物の剥製が展示されていて、リード付きのねこもいました。
それだけでもユニークな場所ですが、館内にはなぜか軍艦マーチがBGMとして流れていて、不思議な雰囲気が漂う施設でした。
まさに「ねこ好きのための異世界」といった印象で、楽しい時間を過ごしました。
ベルちゃんと対面
「猫の博物館」を堪能した後、ベルちゃんを迎えにブリーダーさんの家を訪れると、夢のような空間が広がっていました。
ベルちゃんの親ねこや兄弟ラグドールたちが、初めて訪れた私にまで愛らしく寄り添ってきました。
そんな可愛いねこたちに囲まれながら、ブリーダーさんからベルちゃんの血統書を受け取り、これからの飼育について丁寧に説明をしてもらいました。
小一時間ほどの滞在でしたが、心がほっこりと温かくなるひとときでした。
そして、いよいよベルちゃんを連れて我が家へ帰ることに。
静岡から我が家までは車で約3時間。
車の中では、最近話題のねこミームをBGMにチピチャパと盛り上がりつつ帰路につきました。
しかし、ベルちゃんはというと、慣れない環境に不安を感じているのか、道中ずっとみぃみぃと小さな声で鳴き続けていました。
ベルちゃんと帰宅
夜9時頃、無事に家に到着し、ベルちゃんを入れたキャリーバッグを開放しました。
ところが、ベルちゃんはバッグの中で固まってしまい、全く動かない様子。
新しい環境に対する不安が強かったのでしょう。
しばらくそのまま様子を見ていましたが、なかなか出てこないため、私はねこじゃらしを使って外に誘導することにしました。
じゃらしに反応して、ようやくベルちゃんが少しだけフラフラと歩き出しましたが、まだまだ探検するほどの余裕はないようでした。
そんなベルちゃんを見て、今日は無理をさせない方が良いと判断し、あらかじめ用意していたケージに入れることにしました。
新しい場所に慣れるまでは、彼女自身のペースで少しずつ進めていこうと思ったのです。
シェリーの様子
一方、先住猫のシェリーはというと、別の部屋でベルちゃんの気配を感じていたようで、警戒心を見せていました。
高い場所から見下ろすようにして、いつもより少し緊張した様子です。
これまで一匹でのんびり過ごしてきたシェリーにとって、新しい家族の登場は大きな変化です。
そんな二匹が、これから少しずつ打ち解けて仲良くなってくれることを願いながら、ベルちゃんの初日は静かに幕を下ろしました。